Method 01
DCF法(割引キャッシュフロー法)
将来の現金を、割引していまへ戻し、足し合わせる。株価の物差しの本線。
一言でいうと
DCF(Discounted Cash Flow)は、会社がこれから生みそうな現金を並べ、それぞれをいまの価値に直して足す方法です。「1年後の100万円より、今日の100万円のほうが高い」——この時間の差を、割引率で表します。
いま
いまの価値の合計(例)
¥4,250 / 株
1年後
2年後
3年後
4年後
5年後
その先
右の将来キャッシュが、割引されて左の「いま」に戻ってくる。戻ったあとの高さを足したものが、いまの価値の目安。
Step 1: 将来の現金を置く
これから数年(例: 5年)のフリーキャッシュフロー(FCF)を置きます。売上の伸び、利益率、設備投資などの前提から、年ごとの現金を作ります。ここが一番「置き方」の腕の見せどころです。
Step 2: 割引していまへ戻す
各年の現金に割引率をかけ、いまの価値に直します。よく使うのがWACC(加重平均資本コスト)です。リスクが高いほど割引は強く、いまへ戻ったあとの高さは低くなります。
Step 3: 予測の先(ターミナル)も戻す
予測期間のあとも会社は続きます。その先の流れをまとめた「ターミナルバリュー」も、同じようにいまの価値へ戻します。評価の大きな部分を占めることが多いので、置き方は慎重に見ます。
Step 4: 足して、1株に直す
戻してきた現在価値を足すと企業価値の目安になります。負債などを調整し、株式数で割ると1株あたりの目安になります。取引所の株価と並べて見る、というのがこのサイトの使い方です。