Basics 00
株価はどう決まるか
売り買いの気配の奥に、将来の現金をいまの価値に直す、という物差しがある。
まず、株とは何か
株は「会社の一部の持ち主である権利」です。持ち主は、会社が将来つくる利益や現金の流れに、間接的にかかわります。だから株価を考えるとき、目先のニュースだけでなく、この会社はこれからどれだけ現金を生みそうかを見にいく、というのが評価の出発点です。
市場の値段と、物差しの値段
取引所に出ている株価は、いま買いたい人と売りたい人が出会った結果です。一方で、このサイトで扱う「評価」は、別の物差しです。将来の現金の見込みを置き、リスクに応じて割り引き、いまの価値に直した合計を出します。取引所の値段と、物差しの結果は一致するとは限りません。並べて見るための道具、という位置づけです。
これから
会社が稼ぐ現金
- 1年後
- 2年後
- 3年後…
いま
株価の目安
いまの価値の合計
株を持つことは、会社の将来の現金への分け前を持つことに近い。将来のお金は、いまの価値に直して足し合わせる。
なぜ「将来」を「いま」に直すのか
1年後にもらえる100万円と、今日の100万円は同じではありません。今日の現金は、別の用途に使えます。また、約束どおり入ってくる保証もありません。だから将来の現金は、割引率という係数で小さくし、いまの価値に直します。
イメージとしては、未来に並んだ現金の山を、一本ずつ手前(いま)へ引き寄せる感じです。遠くの山ほど、引き寄せたあとの高さは低くなります。引き寄せたあとの高さを全部足したものが、いまの企業価値の目安になります。
次に学ぶこと
この「引き寄せて足す」手続きを、きちんと式と手順にしたのがDCF(割引キャッシュフロー)法です。次のページでは、将来の現金がいまへ戻ってくる様子を図で追います。